ホリサンホーム(厚木の学生マンションカーネーションパーク)

厚木の学生マンション

成長戦略とその裏側

こんにちは!ブログの管理人です。

今年も4月になり、
当マンションでは新しい入居者を迎え
気分も新たに次のシーズンに入りました。
今年も何とか満室となり、
入居者の方々には感謝しかありません。
本当にありがとうございます。

と感謝の言葉で始まった今回のブログ。
しかし今回の内容は世間を騒がせている
あのお話を当ブログでも今回
取り上げてみたいと思います。

その世間を騒がせているあのお話とは、
紅麹」サプリの1件です。
小林製薬の「紅麹」サプリによる死亡が
疑われる事例が今日時点(4月9日時点)で
5件に上り、事業者の責任で届け出る
機能性食品表示制度のあり方が問われる
事態となっています。

さてこの問題、
小林製薬が製造した紅麹原料を使った
サプリ「紅麹コレステヘルプ」などを
摂取し腎疾患などの被害を訴える人が
現在も増え続けています。
同社の対応が遅れる中亡くなった方
だけでなく入院された方もあり、その
相談件数は約3万人に上っているという
状況のようです。ではなぜこのような
1件が発生してしまったのでしょうか?

それはどうも機能性食品制度という、
アベノミクスの規制緩和の成長戦略として
健康食品の機能性表示の解禁がこの件の
端を発しているようです。
そもそも「機能性表示食品制度」とは、
簡単に言うとサプリなど食品について
企業等が自ら評価を行うことが適当として、
安全性の評価を企業に任せる制度です。
つまり裏を返せば国の食品安全委員会が、
安全性をチェックすることが無い食品を
流通させる仕組みといえるでしょう。

企業等が自社の商品について常に適切な
モラルハザードを持っているという
性善説に頼る制度は、今までの歴史的を見ても
数々の公害訴訟などを見れば非常に難しい
ということが言えるのではないかと
管理人は思ってしまいます。

最後にこの件に付き
群馬大学名誉教授高橋久仁子氏の
意見は痛烈ですが的を得ていると思い、
抜粋してご紹介しておきます。
機能表示食品は面倒な手続き不要で
機能表示をできるようにせよとの時の
総理大臣の命令で、2年をかけずに経済活性化策
として作られた。無理やり作った
機能表示制度食品制度に、見直す余地はない。
廃止するしかない
みなさまは如何でしょうか?